カリスマ案内人と行く 綾旅 地域通貨勉強会vol.12
今回は、
「アベノミクスを“増えるお金”の観点から読み解く」という命題にしてみました。
アベノミクスは2012年12月26日より始まった第2次安倍内閣において、安倍首相が表明した”3本の矢”を柱とする経済政策のこと。政策の最大目標を経済回復と位置づけ、デフレ脱却を達成するために日銀法の改正まで視野に入れたものです。 巷でも、町に膨大な予算が下りてきたり、公共事業が増えるなど、その効果が現れているようです。一方で、思ったほどの効果が出ていないとの評価もあったり。
しかし、その効果を本当に評価できるのはまだもう少し先のようです。 この勉強会では、常々「社会の根幹を為す“増えるお金”にこそ、様々な現代の問題の原因が潜んでいる」としてきました。その観点から言えば、アベノミクスはどう評価されるのか。 このことを、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。 お金は実に単純なことなんですが、単純なだけに意外とその小さな矛盾に気付かないものです。
出来るだけ多くの人とお金について話し合えたらな、と思っています。 「綾旅」も地域通貨との連動を視野に入れていますので、それについてもいろんな意見を伺えたらな、と思っています。ここでの話し合いは、綾だけでなく、あなたの町でも通じることです。
月一回を目安に、定期的に開催しています。お気軽にご参加ください(^_-)
場所:小野邸 綾町北俣990(麓地区)
麓幼稚園と麓公民館の中間(綾幼稚園向かい) 車は5台くらいは駐車できます。
連絡先:興梠 090-7539-9731 興梠智一(元綾町商工会青年部部長)
昨日参加いただいたみなさん、お疲れ様でした。
アベノミクスを「増えるお金」の観点から言えば、「借金を増やしているだけ」ということになります。つまり、「とりあえず今」ということであり、その先は後の誰かがやってくれ、ということです。
理想的には景気回復があって増税、という流れなのでしょうが、景気回復を待たずに増税、ということになりそうです。その結果、どうなるでしょうか?
加えて、最近気になる記事も紹介させて頂きました。
焦点:アベノミクスが活性化する企業投資、資金は海外へ
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20130926-00000070-reut-bus_all
アルゼンチンは80%に近づく、ポルトガル上昇の動き…(国債デフォルト確率動向:2013年9月)
http://www.garbagenews.net/archives/2092038.html
米デフォルトなら結果重大=危機のEUも懸念
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013101500001
この勉強会が初めから言及していた「貨幣経済の終末」が、いよいよ現実味を帯びてきました。
「増えるお金」という「事実」を見ることが出来れば、誰でも容易に予測は出来るものです。
肝心なのは、経済を「お金の流れ」で見るのではなく、あくまで「実体経済の動き」として考えることです。
お金に換算することで思考が単純化されるため、「楽になる(考えなくて済む)」と勘違いしているのですが、そのことによって様々な、実際は複雑な要因を無視することにもなっています。そしてそれが矛盾の蓄積となり、破綻への道となっているのです。
でも大丈夫(^_-)
私たちが思考を「マネー資本主義」から、「実体経済資本主義」に変えることで、大方の問題は解決できます。
来月は第二月曜日11日、小野さんのお宅で19時からの予定です。